'05.4.5 新コラム「隣の庭の赤い花」をupしました。
みとろじあの家インデックスへ| 宇宙開発って、すごいのか？ | 宇宙開発って、本当にすごいのか？ | '99. 3.12 | |
| じゃあ、給料がすごいのか？ |
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| 微小重力環境は心地よいか？ | '99. 6.29 | ||
| ロケット打ち上げ失敗で消えたお金 | '99.11.21 | ||
| 宇宙業界就職のススメ（？） | 序論 −ウチの会社編− | '00. 3.29 | |
| 本論その１ −業界編− | '00. 3.31 | ||
| 本論その２ −進学編− | '00. 4.12 | ||
| 本論その３ −就職編− | '00. 4.12 | ||
| 本論その４ −業務編− | '00. 6. 7 | ||
| 人間が宇宙空間に出ていく意義 | '00. 9. 1 | ||
| みとろじあ NASDAiに行く | '01. 5.13 | ||
| 安全設計 | '02. 10.23 | ||
| 彼女が残していったもの | '03. 2. 7 | ||
| 趣味と仕事 | '04. 4. 2 | ||
| 隣の庭の赤い花 | '05. 4. 5 | ||
「へぇ〜、うちゅうかいはつのお仕事ですかぁ。すごいですね」
自分の仕事を紹介すると、相手から大抵こんなレスポンスが返ってきます。“すごいですね”の代わりに、“かっこいいですね”なんて言葉が使われることもあります。
「本当は隠れてＵＦＯとか作ってないんですか？」と言われたことも・・・。
この仕事に携わってもう何年かになりますが、「世間の宇宙開発産業従事者に対する認識なんてこんなものか」って感じてしまう今日この頃です。例えば同じモノづくりの世界の、自動車や電気製品を作っている人たちと、一体何が違うと思い込まれているのか、と。
宇宙開発の仕事といっても、要は民間会社の従業員。“すごく”も“かっこよく”もありません。いざ転勤で他の部署へ行ってしまうと、その瞬間からまわりの従業員と同化してしまうような、ごく普通の人たちの集団なのです。
そういう普通の人たちの一人として、日々の仕事で感じている宇宙開発や宇宙そのものに関する思い入れ、その他ちょっとした雑感を語ってみたいと思いました。そうですね、確かに思い入れだけは、他の人より強いかもしれません。でも、ただそれだけのことなのです。・・・ま、あまり肩ひじ張らない感じで綴っていこうと思っています。場合によっては宇宙とはあまり関係ない雑感だらけになるかも・・・。
宇宙関係の何か高度な知識を得たいのであれば、この部屋はあまりご期待に添うことができないかもしれません。ただの末端従業員ですから、どこぞの偉い学者先生みたいに「おぅ、教えてやるぞ」的な権威など、これっぽっちも持っていません。「宇宙の果てはどうなっていますか？」「ロケットはどうやって飛ぶのですか？」なんて聞かれても、ちゃんと答えらるだけの知識があるかどうかも怪しいです。
また、業界暴露話的なものを求められても困ります。このホームページには、私の面が割れるくらいの個人情報があちこちに散りばめられていますから。しがないサラリーマン、組織の守秘義務に露骨に反すれば、どういうことになるかは判っているつもりですので。
あ、でもＵＦＯなど絶対に作っていません。少なくともウチの会社では。
'99.3.12
みとろじあの家インデックスへ'05.4.5 hideaki_hotta